北海道を東西に分ける日高山脈の東側、全19市町村からなる10,831㎢の広大な平野は、酪農、畜産、畑作、あらゆる農業が盛んな日本一の農業王国です。
十勝管内の総人口は約35万人、対して酪農と畜産を合わせた牛の飼育頭数は約41万頭と、人より牛が多い地域です。
※1 H25 十勝振興局統計
※2 H25 十勝畜産統計
食料自給率は日本全体で見るとわずか39%、対して十勝管内の食料自給率は、1,100%。これはとかちだけで約400万人分の食料を生産している計算になります。
※3 H25 農林水産省統計
トヨニシファームのある十勝は西は日高山脈、北は大雪山に囲まれ、肥沃な大地が広がっています。この十勝平野の中央を十勝川をはじめ、きれいな水の川が多く流れ、水が豊富な土地です。牛肉を生産するうえで、土壌の良し悪しは、肉質に大きく影響致します。
十勝のきれいな美味しい水と澄んだ新鮮な空気が、健康で元気な牛を育てるための大切な環境となっています。
初代がたいへんな苦労をして開拓したこの地で農業を営み続けて100余年。最初は30頭の牛からスタートした牧場も、現在はなんと5000頭のスケールに!
何千頭に増えたって、一頭、一頭の成長を記録、管理する飼育方法は昔から変わりません。生き物を育てる上では、やはり飼い主の愛情が動物にも安心感を与えすくすくと大きく育ちます。
私たちは、この大地でトヨニシファームの健康で元気な牛を育てています。
ドローンで撮ってみました。 白い牛舎が美しいですね~
トヨニシファームでお世話しているのは牛たちだけではありません。
牛舎のとなりには畑があり、黒にんにく用のにんにく、うどん用の小麦、そして飼料用のデントコーンもお世話しています。
さらに、小麦を刈り取ったあとの麦わらは良質な粗飼料に、牛たちの排泄物は肥料として豊かな土作りに役立っています。
これぞ、エコ。無駄のない循環型農業を確立しているのです。